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民間気象会社ウェザーニューズ(千葉市)は9日、鹿児島県内の3月末までの花粉飛散量は前年比2.5倍だったと発表した。24年夏は高温が続き、花粉を飛ばす雄花の成長に適していたことが影響した。
花粉の飛散量は1年おきに増減を繰り返す傾向があり、飛散が少なかった24年の反動も出た。福岡県は5倍、広島県は4.1倍など西日本は軒並み多かった。
一方、2月の寒波で飛散時期が遅れた東京など関東南部は前年を下回った。全国平均は1.4倍だった。
九州はスギの本格飛散を終え、4月中旬までヒノキのピークが続くと予想される。シーズン終了は4月下旬の見込み。