はじまりは妻に贈った1株の苗木…シャクナゲは50年後、3万株の森となった 世界中から集めた500種、宮崎・三股で見頃迎える

2025/04/11 20:37
ピンク色が鮮やかな「アカボシシャクナゲ」の交雑種=9日、宮崎県三股町長田
ピンク色が鮮やかな「アカボシシャクナゲ」の交雑種=9日、宮崎県三股町長田
 宮崎県三股町の観光園「しゃくなげの森」で、「アカボシシャクナゲ」や「太陽」などの早咲き種が見頃を迎えている。ピンクや赤の大輪の花が1.5キロの森の遊歩道に鮮やかな彩りを添えている。

 園は創業者の池辺紀典さん=故人=が1975年、妻の久美子さん(79)に贈った1株の苗木をきっかけに90年に開園。広さ6ヘクタールに世界中から集めた500種3万株が植栽されており、5月上旬にかけて段階的に花を咲かせる。久美子さんは「3月末の寒さで、例年より開花が遅れた。19日ごろからが最盛期になりそう」と話した。

 園は5月6日まで「しゃくなげ花祭り」を開催中。開園は午前9時~午後5時。入園料は大人600円、小中学生300円。期間中は名物の「黄金イクラ丼」などヤマメ料理も楽しめる。同園=0986(54)1367。

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