4年ぶりに開かれた特別職報酬等審議会=21日、鹿児島市役所
鹿児島市特別職報酬等審議会(会長・石塚孔信鹿児島大学元教授)が21日、市役所であった。市長と副市長の給料、市議会議員の報酬と政務活動費について意見を出し、物価上昇や職員の給与改定の状況を踏まえ「引き上げ」の方向で審議することを確認した。
特別職の給料・報酬は、2006年度の改定以来、据え置かれている。市長が現在、月額115万4000円で副市長は93万千円。議員報酬は68万6000円、政務活動費は15万円。
委員からは「引き上げ」を求める声が相次いだほか、「高齢者など市民の声に耳を傾けなくてはいけない」「市長らの給料や議員報酬と、政務活動費は分けて考えるべきだ」といった意見もあった。
同審議会の開催は4年ぶり。職員の累積給与改定率が3%以上増減した時などに原則開催される。