〈資料写真〉2024年11月14日、緊急着陸したオスプレイの前で米軍に状況を聞く陸自隊員ら=奄美市の奄美空港
24日午後3時半、鹿児島県奄美市笠利の奄美空港に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の米軍輸送機MV22オスプレイ1機が緊急着陸した。九州防衛局は「警告灯が表示されたため予防着陸した」と説明。同日午後5時3分に離陸した。事前の使用届は出ていなかった。
警告灯の表示で米オスプレイが鹿児島県内の民間空港に緊急着陸するのは昨年11月以降の半年間で4機目。県港湾空港課によると、午後3時23分に那覇空港事務所から奄美空港管理事務所へ連絡があった。けが人や民間機への影響、空港施設の損傷はなかった。
県は同日、原因究明と再発防止、速やかな情報提供をすることを米軍へ申し入れるよう国に要請した。
奄美空港には昨年11月、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のMV22と米カリフォルニア州のノース・アイランド海軍航空基地所属のCMV22が相次ぎ緊急着陸。1月には和泊町の沖永良部空港に普天間飛行場所属のMV22が緊急着陸している。