大ハンヤ、ばら祭りにマングローブ散策…GW初日、にぎわう県内行楽地 家族連れらの笑顔広がる

2025/04/27 06:31
マングローブ原生林のカヌー散策で記念写真を撮る参加者=26日、奄美市
マングローブ原生林のカヌー散策で記念写真を撮る参加者=26日、奄美市
 最長で11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まった26日、鹿児島県内は好天に恵まれ、行楽地やイベント会場は家族連れらでにぎわった。今年は長い休みを取りづらい曜日の並びとなったが、GW最初の土日を迎え、各地に笑顔が広がった。

 奄美市のマングローブ原生林では、親子連れらがカヌーに乗り散策を楽しんだ。干潮時にあった午前11時半からのツアーでは、ガイドの説明を受けながらパドルをこいで鮮やかな緑の木々を眺めたり、干潟に下りてカニを観察したりした。

 家族5人で参加した同市の赤木名小学校2年八木栞奈さんは「水が冷たくて気持ちよかった。GW中にいろいろな思い出をつくりたい」。母親の未季さん(38)は「自然いっぱいで空気がおいしくリラックスできた」と話した。黒潮の森マングローブパークのカヌーツアーは、GW中は既に予約でいっぱいの時間帯もあるという。

 鹿屋市のかのやばら園では、春バラなど1500種3万5000株の花が楽しめる「かのやばら祭り」が開幕。園内では花を写真に収める姿があちこちで見られた。屋台の出店や市内の子どもたちによる踊りの披露もあり盛り上がった。

 夫婦で訪れた姶良市加治木の会社員山上丈二さん(51)は「多様な種類のバラを見られるのがいい。また時季を空けて来たい」。ただ今年のGWは3連休以上が一度だけとなるため、「間に平日が多く入り、遠出しづらい」と残念がった。

 鹿児島市のウオーターフロントパークなどでは「かごしま春祭大ハンヤ2025」(27日まで)が始まった。初日は県内外の31団体約350人が出演。鮮やかな衣装を身を包んだよさこいの踊り手らが、躍動感のある演舞で会場を沸かせた。

 日置市を拠点とする団体「祭り屋燈波(どんぱ)」の木之下徹浩さん(37)は「お客さんも多くうれしい。みんなに満足して帰ってほしい」。ドイツから訪れたクリストフ・バローさん(35)は「とても美しく感動的」と目を見張っていた。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >