幻のビーチ。2時間だけのひょっこり夏開き――奄美の〝かくれ浜〟にワクワク上陸

2025/04/30 20:42
海中から姿を現した「かくれ浜」=30日、奄美市笠利
海中から姿を現した「かくれ浜」=30日、奄美市笠利
 鹿児島県奄美市笠利の喜瀬集落の沖に30日、年に数回しか見られない「かくれ浜」が出現した。青空の下、観光客らが上陸し、普段は海の中にある特別なビーチで海遊びや写真撮影を楽しんだ。

 奄美博物館などによると、かくれ浜は、潮の満ち引きの差が大きくなる大潮の前後数日に2時間ほどだけ出現する。地元では「ナーバマ」と呼ばれている。以前は、地元の人たちが貝やモズクなどを取る絶好の場所だったという。

 出現した午後2時半ごろは、観光客らが腰まで水につかりながら、かくれ浜に渡った。水着姿で海水浴をしていた同市名瀬金久町の観光ガイド芝池歩惟さん(41)は「海がめちゃくちゃきれいで最高。開放的な気分になれた」と笑顔を見せた。

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