ライオンが帰ってきた! もう寂しくないよ やんちゃな雌・アサヒ、ナイーブな雄・サン 秋吉台から双子で仲間入り 平川動物公園

2025/05/03 15:03
ライオンの雄サン=1日、鹿児島市の平川動物公園
ライオンの雄サン=1日、鹿児島市の平川動物公園
 鹿児島市の平川動物公園に、雄、雌のきょうだいライオン2頭が仲間入りした。2024年5月に雄のジオンが20歳11カ月で死んでから、ライオンが展示されるのは約1年ぶり。1日も、多くの家族連れらがライオンのりりしい姿に「かっこいい」などの歓声を上げ見入っていた。

 6歳のサン(雄)とアサヒ(雌)の双子。山口県美祢市の秋吉台自然動物公園から4月17日来園し、同24日から一般公開している。担当飼育員の細田真司さん(42)によると、サンは繊細で少し臆病なところがあり、展示場の隅でくつろいでいることが多い。アサヒは活発で「気が強め」。展示場前で小さい子どもが走り回ると一緒に移動したり、ブイを前脚で転がして遊んだりしている。

 細田さんはジオンが死んだ後、来場者から「ライオンがいなくて寂しい」と度々声をかけられたという。「たくさんの人がジオンとの思い出があったと思う。2頭にも元気に長生きしてもらいたい」と話す。

 鹿児島市の池田小学校1年の徳久菜々子さんは、ガラス越しに間近で観察。「アサヒが近くに寄ってきて、一緒に遊ぼうと言っているみたいでかわいかった」と笑顔だった。

 同園駐車場は3~5日、午後2時までの入園は事前予約が必要ですでに申し込みを締め切っている。同園は公共交通機関の利用を呼びかけている。

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