〈詳報〉史上初 九州南部が全国トップで梅雨入り 奄美より早いのは71年ぶり…異例の雨はいつまで続く?

2025/05/16 22:03
傘を差して、足早に交差点を渡る人たち=16日午後4時40分、鹿児島市中央町
傘を差して、足早に交差点を渡る人たち=16日午後4時40分、鹿児島市中央町
 鹿児島地方気象台は16日、九州南部(鹿児島県本土と種子島・屋久島、宮崎県)が梅雨入りしたとみられると発表した。沖縄・奄美はまだ梅雨入りの発表がなく全国で最も早い。確定すれば、気象庁が統計を取り始めた1951年以降初めて。

 平年より14日、昨年より23日早く、九州南部としてはかなり早い時期となる。気象台によると、奄美地方より先に梅雨入りするのは71年ぶり2回目。沖縄より早いのは63年と76年に続いて3回目になる。

 県内は1週間先まで前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が続く見込み。17日夜から18日にかけては、九州南部に前線が停滞する見通しで、気象台は県本土と種子島・屋久島地方で土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意を呼びかけている。

 平年の梅雨明けは7月15日ごろ。昨年は7月16日ごろだった。

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