2024年9月26日、情報収集衛星を搭載し上昇するH2Aロケット49号機=南種子町の種子島宇宙センター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2025年度、種子島宇宙センター(南種子町)からH2Aロケット1機とH3ロケット4機を打ち上げる。JAXAは内之浦宇宙空間観測所(肝付町)から観測ロケット1機を打ち上げる予定で、25年度は計6機となる。鹿児島市で16日あった県宇宙開発推進協力会で発表した。
H2Aロケットの最終号機となる50号機は、6月24日未明に打ち上げ予定。その後に続くH3ロケット6号機は補助ロケットを使わない新形態となる。7号機は新型の宇宙ステーション補給機を、8、9号機は測位衛星「みちびき」をそれぞれ搭載する。
JAXAの岡田匡史理事は「ロケットはシステムの塊。1機1機の打ち上げに集中して臨む」と話した。