鹿児島市特別職報酬等審議会の石塚孔信会長(鹿児島大学元教授)は22日、市長と副市長の給料、市議会議員などの月額報酬を3%引き上げる答申書を下鶴隆央市長に手渡した。市長給料と同じ割合で議員報酬などを一律に決める現行方法の見直しの検討や、年収ベースでの議論を求める付帯意見を付けた。下鶴市長は「真摯(しんし)に受け止め、適切に判断したい」と述べた。
答申では、市長給料は月額118万9000円、副市長は95万9000円、議員報酬は月額70万7000円に改定。議員の政務活動費は15万円で据え置く。答申通りに引き上げられた場合、市長給料は中核市62市で2番目で、期末手当などを含めた年収ベースでは22番目。議員の報酬月額は中核市で最も高く、年収ベースでは10番目となる。