県内初の〝2000円備蓄米〟店頭販売へ着々 あす6000袋がサンキュー新栄店に、工場で精米や包装作業進む

2025/06/07 21:04
フォークリフトを使って大型トラックから運び出される備蓄米=7日、さつま町宮之城屋地
フォークリフトを使って大型トラックから運び出される備蓄米=7日、さつま町宮之城屋地
 タイヨー(鹿児島市)は随意契約で放出された政府備蓄米を、8日午前9時半から「サンキュー新栄店」(同市)で先行販売する。先立つ7日、玄米の備蓄米約36トンがさつま町の農業生産法人「初穂」に運び込まれ、精米された。

 同社によると、随意契約分の備蓄米が県内に出回るのは初めて。7日は、大型トラック3台分を同法人に搬入。従業員は、備蓄米の入った1トン強34袋をフォークリフトで工場に運び、精米や包装作業をした。

 精米した備蓄米は「お買い得米 令和4(2022)年産備蓄米」として、5キロ1833円(参考税込み1980円)で販売する。8日は約6000袋を店頭に並べる。1家族1袋までで、売り切れ次第終了。

 タイヨーは、2022年産の備蓄米1500トンを申請、確保した。6月中旬以降、系列店を含む県内76店舗、宮崎県内17店舗で、順次販売する見込み。

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