口永良部島
福岡管区気象台は12日、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げた鹿児島県屋久島町・口永良部島の解説情報を発表した。火山性地震は午後6時までに12回あり、10日間で145回となった。火山性微動は観測されなかった。
気象庁機動調査班の12日の現地調査で、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は20トンと少ない状態だった。11日の現地調査では、新岳と古岳付近の地熱域に特段の変化はなかった。13日は熱観測を行う。
気象台によると、古岳付近の膨張した状態は維持されており、引き続き古岳と新岳の火口から2キロの範囲で大きな噴石と火砕流、向江浜地区から新岳の南西にかけて火砕流への警戒を呼びかけている。