翌日の販売を前にスーパー「ピコ」に届いた備蓄米=13日、南さつま市加世田本町
随意契約で売り渡された政府備蓄米は、14日から鹿児島県内の小売店などで販売が本格化する。15日以降は大手コンビニや離島のスーパーにも広がる予定だ。一方、天候不良に伴う配送の遅れで販売開始日を遅らせるスーパーも出てきた。
14日に県内全4店舗で発売を予定していたなりざわ(鹿児島市)は18日からに変更した。大雨の影響で県外からの輸送に遅れが出ているため。14日は午前7時半から全4店舗で引換券を配布後、備蓄米を最短で16日から精米し、18日の開店までに店頭に並べる。
5キロ2160円の価格や販売数量は変わらない。成沢洋社長(62)は「遅くなってしまったが、最善を尽くし確実に消費者へ届けたい」と話した。
南九州ファミリーマート(同市)は15日午前10時から鹿児島と宮崎で販売する。1キロ388円で各店5袋限定。1人1袋の制限がある。奄美と徳之島の店舗は17日以降となる。
中小スーパーで構成するシジシージャパン(東京)に加盟する離島のスーパーは、いずれも18日の販売を見込む。屋久島町のライフセンターヤクデンは、5キロ約180袋を取り扱う予定で価格は未定。奄美大島で5店舗を運営するグリーンストア(奄美市)は5キロ約800袋を2138円、喜界町のショッピングセンターふくりは5キロ約250袋を2376円で販売予定としている。