事業化から7年、隼人道路の全区間が4車線に 式典で隼人東IC-隼人西IC(3.7キロ)の完成を祝う 霧島市

2025/06/15 19:38
隼人道路の4車線化工事完成を祝いテープカットとくす玉を割る来賓ら=15日、霧島市隼人町内山田の隼人農村環境改善センター
隼人道路の4車線化工事完成を祝いテープカットとくす玉を割る来賓ら=15日、霧島市隼人町内山田の隼人農村環境改善センター
 西日本高速道路九州支社(福岡市)が鹿児島県で工事を進める東九州自動車道の隼人東インターチェンジ(IC)-隼人西ICの3.7キロで15日、4車線(片側2車線)走行が始まった。これにより、隼人道路(隼人東IC-加治木IC、7.3キロ)は全区間が4車線となった。同日、霧島市の隼人農村環境改善センターで式典があり、関係者約100人が完成を祝った。

 同支社によると、運用開始に伴い、隼人道路の制限速度は70キロから80キロとなった。4車線化により、災害時の交通確保や安全性の向上、救急搬送時の時間短縮などが期待される。

 式典で、鹿児島県の塩田康一知事は「安心安全な交通の確保、災害対応力の強化、産業、観光の振興に寄与すると期待している」とあいさつした。来賓らによるテープカットもあった。

 隼人道路は1992年に暫定2車線(片側1車線)で開通。渋滞や工事・事故による通行止めの発生で4車線化のニーズが高まり、2018年に事業化、19年に工事が始まった。隼人西IC-加治木ICの3.6キロは22年11月に完成した。

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