東靖弘氏
鹿児島県大崎町の東靖弘町長(81)は18日、12月20日の任期満了に伴う町長選(11月25日告示、30日投開票)に立候補せず6期目の今期限りで勇退する意向を表明した。議会一般質問で答えた。
東町長は「80代になり健康を過信してはならないと決意した。人口減少の中で町を発展させるには大きな変革を伴う。意欲を持った人に託したい」と述べた。
6期24年の成果に東九州道の野方インターチェンジ供用開始、ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の開設などを挙げ「資源リサイクルやスポーツ観光を生かしたまちづくりをおおむね実現できた」と振り返った。
同町岡別府出身、有明高校卒。町総務課長や助役を経て2001年の町長選で初当選。21年は3回連続の無投票で6選を果たした。
町長選にはこれまで、町議の草原正和氏(42)が無所属で立候補する意向を表明している。