母親カナエの懐にしがみつく赤ちゃんコアラ(平川動物公園提供)
鹿児島市の平川動物公園は20日、昨年11月に生まれたコアラの赤ちゃんが母親の袋の中から出てきた(出袋)と発表した。雄で体長25センチ、体重400グラムほどと推定される。まだ袋から出たり入ったりしている状態だが、タイミングがよければ母親に抱かれた姿を見ることができる。
同園によると、両親はアーチャー(雄、6歳)とカナエ(雌、4歳)。アーチャーの子は8匹目で、カナエは初産だった。6月9日に出袋したが、性別の確認などに時間がかかった。健康状態は良好だという。
飼育展示課の田邊俊彦課長補佐は「カナエは初産ということもあり、出袋してくれてうれしい。元気に育ってほしい」と話している。名前は公募する予定。同園で飼育するコアラは雄9匹、雌11匹の計20匹となった。