立民推薦だけど、先に自民公認へ名乗り…参院選公示まで1週間、野党共闘の結論出ず 尾辻氏への不信感ネックか、立民と共産は協議継続

2025/06/26 06:22
(左)参院選出馬への思いを語る尾辻朋実氏=3月28日、県庁(右)参院選鹿児島選挙区への立候補を表明する松崎真琴氏=5月16日、県庁
(左)参院選出馬への思いを語る尾辻朋実氏=3月28日、県庁(右)参院選鹿児島選挙区への立候補を表明する松崎真琴氏=5月16日、県庁
 7月3日公示の参院選鹿児島選挙区(改選数1)への立候補を巡り、立憲民主党が推薦する無所属新人の尾辻朋実氏(44)と、共産党新人の松崎真琴氏(67)の野党候補者の一本化を探る協議が25日夜、鹿児島市で開かれた。結論は出ず協議の継続を決めた。次回日程は未定。

 市民グループ「市民・野党共闘をすすめるALLかごしまの会」の呼びかけで、両党と社民党、政治団体「新社会党」の県組織関係者が集まった。

 終了後に取材に応じたALLかごしまによると、一本化を目指す方向性は一致しているものの、選挙協力できるかが見通せないことや、当初、自民党公認候補選びに手を挙げた尾辻氏への不信感などが懸念され、決まらなかったとみられる。いったん各党で持ち帰り協議した内容を基に、再度集まる場を設けたい考えを示した。

 高岡茂共同代表は「自民を少数勢力に持っていきたい。政策は共通する部分がかなり多く、大きな問題ではない」と話した。結論を出す時期については、「月内になるだろう」とした。

 協議は5月下旬に続き2回目。立民は候補予定者の一本化の協議を求める文書を6月20日、共産側に提出していた。

 鹿児島選挙区では、自民党元職の園田修光氏(68)と、参政党新人の牧野俊一氏(39)も出馬の意向を示している。

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