霧島連山・新燃岳が4日ぶりに噴火 単発で2回、噴煙の高さは1000メートル 火山性地震続く

2025/06/26 21:02
宮崎県高原町が高千穂峰登山口の皇子原公園に設置した登山道立ち入りを禁じる看板=23日、同町蒲牟田
宮崎県高原町が高千穂峰登山口の皇子原公園に設置した登山道立ち入りを禁じる看板=23日、同町蒲牟田
 鹿児島、宮崎両県にまたがる霧島連山・新燃岳(1421メートル)が26日午後0時50分と午後3時7分、相次ぎ噴火した。いずれも単発で噴煙の高さは千メートル。1回目の噴煙は東、2回目は南東方向に流れた。大きな噴石の飛散は確認されていない。

 鹿児島地方気象台によると、新燃岳の噴火確認は4日ぶりとなった。25日午後3時から24時間の火山性地震は300回を超え、多い状態で推移している。

 高原町によると、26日午前7時55分ごろには町内で降灰を確認した。気象庁が新燃岳に設置している監視カメラでは、雲のため噴煙は確認できなかった。

 新燃岳は22日、7年ぶりに噴火した。気象台は23日に噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げた。火口から3キロは大きな噴石が飛散し、2キロまで火砕流が達する可能性があり、気象台は警戒を呼びかけている。

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