「若い力で地域を盛り上げたい」と意気込む六月坂自治会の宮ケ原大喜会長
鹿児島県志布志市志布志の六月坂自治会の会長に、カメラマンの宮ケ原大喜さん(22)が就いた。「若い力で地域を盛り上げたい」と立候補。前会長の竹之内宏史さん(69)から引き継ぎを受け、回覧板の管理や行事の準備に奮闘する。市コミュニティ推進課によると、現在の367自治会の中で最年少とみられる。
同自治会は香月小学校や志布志高校周辺の地域で、約70世帯が加入。宮ケ原さんは六月坂で生まれ育ち、曽於高校卒業後に地元企業を経て、実家の写真館で働く。会長を3期6年務め、後任を探していた竹之内さんに打診され、興味があったことから快諾。4月に就任した。
月2回の回覧板配布や市から届く資料の仕分け、グラウンドゴルフ大会の運営、花植えの準備など多岐にわたる業務に、「想像以上にやることが多い」と宮ケ原さん。「年配の会員に負担がないようデジタル、アナログの併用を探りたい」と交流サイト(SNS)の活用も模索する。
副会長として補佐する竹之内さんは「まず場所と人を覚えて。柔軟な発想に期待している」と激励。宮ケ原さんは「子どもの頃十五夜や花見を自治会でやっていたのが思い出。子どもたちのため復活させたい」と意気込んだ。