頻発地震が始まった6月21日から7月1日午後10時までの震央分布図(気象庁ホームページより)右上が悪石島、左下が宝島
震度5弱の地震が6月30日夜にあった鹿児島県十島村悪石島で7月1日、震度4の地震を3回観測した。トカラ列島近海では1日も震度1以上の有感地震が相次ぎ、午後10時までに110回発生。6月21日からの累計は801回となった。
鹿児島地方気象台などによると、震度4があったのは午前6時49分ごろと午後5時10分ごろ、午後8時22分ごろの計3回。いずれも震源の深さは約20キロ。地震の規模はそれぞれマグニチュード4.3、4.7、4.3と推定される。
村と県は、前日の震度5弱で設置した災害警戒本部を情報連絡体制に切り替えて、警戒を続けている。
1日は震度4のほか、震度3が5回、震度2が25回、震度1が77回あった。801回の内訳は震度5弱1回、震度4が13回、震度3は48回、震度2は198回、震度1は541回。
鹿児島地方気象台は当分の間、震度5弱程度の地震が発生する可能性があるとして、強い揺れに注意を呼びかけている。
1日午後5時10分ごろの地震による各地の震度は次の通り。
震度3 十島村小宝島▽震度2 奄美市▽震度1 十島村中之島、宝島、諏訪之瀬島、喜界町