お通じの悩み? 酢を取りなさい ミツカンと鹿児島大の研究で食酢の便通改善効果が判明

2025/07/02 11:47
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 鹿児島大学の大石充教授(62)=心臓血管・高血圧内科学=と食品メーカーのミツカン中央研究所(愛知県)は1日、食酢に便通改善の傾向があるとする研究結果を報告した。

 研究では、同大が垂水市などと実施している健康チェック「垂水研究」の結果を分析。2019年に集まった40歳以上1024人のデータを基に調査した。

 酢を使った料理の摂取頻度と排便の状況を確認したところ、「酢の物の小鉢」や「酸味を感じるおかず」、「酸味のあるドレッシングをかけたサラダ」の摂取頻度が多い人ほど、毎日排便のある傾向が分かった。

 総務省の22~24年の家計調査によると、鹿児島市の酢の年間支出額は全国1位。酢は健康効果もあり、大石教授とミツカンが共同で研究することになった。科学的な関係性については今後、研究を重ねていく。

 鹿児島県庁で会見した大石教授は「便秘に悩む人は多い。ぜひお酢を食事に取り入れてみて」と話した。

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