〈資料写真〉鹿児島市住吉町15番街区周辺
鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光(鹿児島市)は14日、同ホテルで臨時取締役会を開いた。移転先として希望する鹿児島港本港区の住吉町15番街区で、県が公募するバンケット(祝宴・宴会)機能付きのホテル整備について、提案する施設整備や事業コンセプトなどの方向性を決めた。
同社によると、取締役13人のうち11人が出席。概要説明に対し、数人から一部内容の確認があり、約15分で終了した。株主の県は「公平性と透明性を確保するため」として欠席した。
住吉町15番街区の利活用を巡っては、8月8日までに事業内容や施設計画に関する書類を県に提出しなければならない。鹿児島国際観光の下津昭則社長は「提案内容の方向性が定まった。採択されるよう粛々と準備を進める」と話した。