〈資料写真〉九州新幹線と桜島
鹿児島県は25日、2024年度の九州新幹線沿線の騒音調査で、薩摩川内市や日置市の調査地点11カ所のうち10カ所で環境基準を超えていたと発表した。JR九州に対策を要請する。基準は70デシベル以下だが、71~77デシベルを確認した。23年度に基準を上回ったのは8カ所。
このほか、県内の大気や水質に関する24年度の監視測定結果を公表した。
生活に必要な水の清潔さ(有機汚濁の指標)は、70水域のうち7水域が基準を満たさなかった。地下水は149地点のうち23地点の井戸で基準を超過。うち、飲用に使う3地点は水道への切り替えを指導した。
大気汚染は、県内全12地点で光化学オキシダント、桜島の3地点で二酸化硫黄の基準を満たさなかった。それぞれ、大陸からの越境汚染と火山活動が原因とみられる。