〈資料写真〉タイヨー銀座店=鹿児島市千日町
鹿児島県内小売り最大手のタイヨー(鹿児島市)副社長の清川照美さん(67)が3冊目の著書「飛べ、と言われた日」を出版した。主婦から年商1000億円企業の経営に携わるようになった経験をベースにしたフィクション小説。
ペットのオカメインコとの夢の中での会話を通し、実家のアパレル業再建に奮闘する主人公の半生を振り返る。愛読書のヒロインに触発されて身に付いた何事にも前向きに取り組む習慣や、苦労の先にある新しい世界の素晴らしさを説く。
編集者から「半沢直樹風に」と要望されたが、「心に残る一冊にしたい」と考えたという。清川さんは「子どもも、育児で多忙な女性や年齢を重ねた人も、夢を諦めず困難を乗り越えてほしいとの思いを込めた。前向きな人生に挑戦するきっかけになれば」と話す。全157ページ、1650円。徳間書店。