涼やかな風鈴を楽しむ観光客=29日、鹿児島市の仙巌園
目や耳で涼を感じてもらおうと、鹿児島市の仙巌園で「風鈴の路(みち)」が設けられている。近くの尚古集成館前の「風鈴の小路」と合わせ、約400個の色とりどりの風鈴が透き通った音を響かせている。8月31日まで。
2022年に始まり、好評だったことから「小路」は今年増設した。「風鈴の路」には、17代島津義弘が朝鮮出兵に連れて行ったとされる7匹の猫を題材に、猫の顔をかたどった風鈴7個をつるしている。
7月29日は夏空の下、観光客が記念撮影するなどして楽しんでいた。広報担当の小森園真由さん(27)は「かわいらしい風鈴で涼んでもらい、島津家の歴史にも思いをはせてほしい」と話した。