発行を終える山形屋の「マンスリーカレンダー」
鹿児島市の山形屋は、月ごとの催事や期間限定店などを掲載する紙の「マンスリーカレンダー」を、8月号で廃止する。ペーパーレス化や環境保全が目的。今後はホームページや山形屋アプリ、交流サイト(SNS)の公式アカウントなどで告知する。
カレンダーは、フルカラーで四つに折る。店内情報をまとめた持ち運べるコンパクトな冊子を作ろうと2010年3月号から発行、希望する来館者らに配布してきた。新型コロナウイルス禍の一時期を除き毎月作成し、近年は1500部用意していた。
山形屋によると、デジタル化や24年9月から始めたアプリが浸透してきたことを受け、廃止を決めた。同社は現在、経営再建に向けた事業再生計画に取り組む。マンスリーカレンダーの廃止は「計画とは関係ない」としている。