定例会見で記者の質問に答える鹿児島市の下鶴隆央市長=29日、市役所
鹿児島市の下鶴隆央市長は29日の定例記者会見で、参院選の争点の一つとなった消費減税について、地方財政に大きな影響があるとして、今後の議論を注視していく考えを示した。
市長は消費税が地方交付税の財源になっている点を強調。「代替財源の確保に関する議論をしてほしい。もしも代替財源を用意せずに減らすなら、どの歳出を削減するのかを国民に示してコンセンサスを得てもらいたい」と注文を付けた。
鹿児島選挙区で落選した自民党候補を応援したのは「地方財政を預かる立場として財源が重要であるという観点から」とし、当選した尾辻朋実氏には「改選1の貴重な議席なので、県民の幅広い声を届け、政策を実現されるよう期待したい」と述べた。