議員定数を4減らす代わりに月額報酬10万円アップ…市民から異論続出、配布データにも誤り――白紙になった姶良市議会が仕切り直しへ

2025/07/31 06:46
 姶良市議会(鹿児島県)は、議員定数と議員報酬をテーマにした「議会と語る会」を、8月に3カ所で開く。市民の意見を踏まえ、来春の改選に間に合うよう定数を改定し、報酬は市長の諮問機関「特別職報酬等審議会」に諮る方針。

 蒲生公民館(4日)、市役所(5日)、加音ホール(6日)で、いずれも午後7~9時。全国や九州・沖縄、県内の類似団体のデータ、姶良市議会の活動状況を説明する。来場した市民から定数(24、現在欠員2)と報酬(月額30万3000円)に関する意見を聴く。

 市議会は2023年12月、全議員で構成する議会改革推進会議で定数を20に減らし、報酬を41万2000円に上げる方針を決めた。昨年1、2月の「語る会」で説明したが、市民から異論が相次ぎ、配布データに誤りもあったため、新定数・報酬はいずれも白紙化。今回は定数、報酬とも市議会として具体的な方向性を示さずに市民の声を聴く。

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