放課後デイ職員、発達障害児に「指導」と称し身体的虐待――事業所の新規受け入れ3カ月停止 鹿児島市が行政処分

2025/08/01 06:27
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 鹿児島市は31日、運営する放課後等デイサービスで児童を虐待したとして、同市東谷山2丁目の指定障害児通所支援事業者「セラス」(黒田沙織社長)を行政処分したと発表した。同社の事業所「放課後等デイサービス こう」は8月1日から3カ月間、新規利用者受け入れ停止となる。

 市障害福祉課によると、施設の職員1人が2024年6月から25年3月にかけて少なくとも4回、施設を利用していた発達障害などがある児童1人に身体的虐待をした。児童が職員につばを吐きかけるなどした際、指導と称してげんこつで頭をたたいた。児童にけがはなかった。

 市に3月、虐待に関する通報があった。黒田社長は「職員は反省している。指導を徹底し、再発防止に努める」と話した。

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