秘書とともに国会に登院する尾辻朋実氏=1日、東京・永田町
臨時国会が召集された1日、7月の参院選鹿児島選挙区(改選数1)で当選し、衆参を通じて県内選挙区初の女性国会議員となった尾辻朋実氏(無所属)が登院した。議員バッジを胸に「賃金上昇や子育て施策の地域格差解消に取り組みたい」と抱負を述べた。
尾辻氏は午前8時半ごろ、秘書とともに正面玄関から国会入りした。その後本会議に出席し、議長選挙などに臨んだ。当面は参院選で推薦を受けた立憲民主党の会派などに所属せず活動する。任期は2031年7月28日までの6年間。
尾辻氏は「バッジの重みを感じる。まずは鹿児島の皆さんの話を聞くところから始めたい」と気を引き締めた。7月28日の任期満了で勇退した自民前職の父・秀久氏については「ここで36年間がんばってきたんだと感慨深い。後で報告しに行く」と話した。