〈資料写真〉鹿児島県庁
鹿児島県は1日、大島郡の保育施設で腸管出血性大腸菌(O111)の集団感染が発生したと発表した。感染したのは0〜2歳の園児16人と職員1人、感染した園児の家族2人の計19人。うち園児7人に下痢や発熱があった。重症者や入院患者はおらず、症状は回復傾向にある。
県感染症対策課によると、7月18日に同施設の2歳男児の感染が判明した。接触者を検査したところ、21〜31日に19人から届け出があった。徳之島保健所は感染源を調べている。
今年、県内で腸管出血性大腸菌に感染した人は47人で、前年同時期に比べ2倍近く増えている。同課は「排便時や食事前の手洗いを徹底し、調理したものは早めに食べて」と呼びかけている。