〈資料写真〉噴煙を上げる新燃岳=2025年7月6日午後6時54分、霧島市牧園
鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島連山・新燃岳は1日午前4時50分ごろに噴火し、午後10時現在も連続噴火している。福岡管区気象台によると、噴煙量は少量で、噴煙の高さは最高700メートル。火山性微動も連続している。
鹿児島地方気象台によると、6月27日から断続的に噴火を観測。7月28日に山麓で検出した火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日当たり600トンで、やや多い状態。新燃岳周辺の傾斜計に地下の膨張を示すような特段の変化はない。
噴火警戒レベルは3(入山規制)。噴火が続いた場合、2日は南東方向への降灰が予想される。