“不沈空母”の飛行管理棟で任務開始へ 波風で足止めの空自馬毛島先遣隊、島内通勤始まる

2025/08/04 05:47
中種子町職員らの歓迎を受ける航空自衛隊馬毛島先遣隊=7月17日、同町立中央公民館
中種子町職員らの歓迎を受ける航空自衛隊馬毛島先遣隊=7月17日、同町立中央公民館
 航空自衛隊馬毛島先遣隊は3日、米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転を伴う自衛隊基地を整備中の鹿児島県・西之表市馬毛島で業務を始めた。部隊は民間の小型高速船に乗り込み、中種子町の浜津脇港から馬毛島の葉山港へ向かった。

 先遣隊が所属する空自春日基地(福岡)によると、初日は6月に完成した飛行管理棟で勤務環境を整える。今後は装備品の受け入れや管理、維持整備を担うという。

 部隊は7月に種子島入りし、中種子町内の管理事務所で勤務してきた。7月22日に馬毛島へ初めて渡航する予定だったが、気象、海象の影響で渡航できない状況が続いていた。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >