陸上自衛隊川内駐屯地(鹿児島県薩摩川内市)は5日、許可されていない備品のパソコンなどで秘密データを取り扱ったとして、第8施設大隊の50代准陸尉を減給1カ月(15分の1)、30代2等陸尉を同(30分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
駐屯地によると、2019年6月頃、准陸尉から備品のUSBメモリーで秘密データを受け取った2等陸尉がパソコンに取り込み、送信した。19年6月14日に通信保全監査隊から連絡があり発覚。外部へのデータ流出はないという。送信先は「保全上の観点から回答を差し控える」としている。
弘山正直大隊長は「このような事案が再び起こらないよう徹底する」とコメントを出した。