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鹿児島県教育委員会は7日、2026年3月卒業予定の県内国公立中学校3年の進路希望調査結果を発表した。卒業予定者1万4590人(前年比57人増)に対し、県内公立高校への進学希望者は9795人で、記録が残る1986年度以降初めて1万人を割った。卒業予定者に占める割合は67.1%で過去最低。一方、私立高や高専などの希望者は4062人で、割合は過去最高の27.8%だった。
公立高希望者は前年度から398人減り、私立高希望者は364人増えた。このほか、「その他」679人のうち通信制課程が416人で、前年度から44人増えた。25年度募集定員に希望者が届かなかった公立高は68校中56校。学科別では119学科中95学科だった。
希望倍率を学校別にみると、鹿児島商業・アスリートスポーツ(2.15倍)が最高。甲南・普通(1.95倍)、鹿児島中央・普通(1.77倍)と続いた。最も低かったのは川薩清修館・商業と野田女子・看護(いずれも0.08倍)。次いで霧島・工業(0.10倍)、奄美・看護(0.13倍)だった。
調査は7月10日を基準日に国公立中学校や義務教育学校213校、1万4590人に実施。県教委は結果を踏まえ、10月上旬に各高校の募集定員を公表する。