倒壊した家屋で続けられる捜索活動=8日午前9時20分すぎ、姶良市蒲生町白男
大雨に見舞われた鹿児島県内では家屋倒壊や道路冠水が相次いでいる。姶良市消防本部によると、8日午前4時45分、姶良市蒲生町白男に住む30代女性から、「家が崩れて中に取り残されている」と通報があった。
女性は4人暮らしで、60代の母親とともに救出され病院に搬送された。2人は軽傷だった。一緒に暮らす30代の姉と連絡がとれておらず、取り残されていないか県警と消防が捜索を続けている。父親は外出中だった。
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霧島市によると、同市隼人町西光寺の国道504号で、大雨による道路崩壊に伴ってトラック2台が橋の欄干を突き破って転落し、運転していた50代男性2人が軽傷を負った。
市はがけ崩れや崩土、冠水による通行止め、冠水で立ち往生した車を複数確認。床上、床下浸水は、件数は未確定だが相当数発生しているとみられる。