生徒に好意を伝えるメッセージ送る 県立学校の54歳男性事務長を減給6カ月 SNSで2カ月間に56回やりとり 鹿児島県教委

2025/08/09 06:30
〈イメージ〉学校の教育現場
〈イメージ〉学校の教育現場
 鹿児島県教育委員会は8日、生徒と交流サイト(SNS)で私的なやり取りをし、好意を伝えるメッセージを送ったとして、大島地区の県立学校男性事務長(54)を減給6カ月(給料月額の10分の1)、北薩地区の中学校男性教諭(29)を減給1カ月(給料月額と教職調整額の10分の1)とした。本年度の懲戒処分は6件となった。

 事務長は今年2月下旬から4月下旬、SNSを使って、少なくとも56回にわたって生徒と私的なやり取りを行い、好意を伝えていた。5月中旬、生徒が学校に相談し発覚した。事務長は、2024年にも別の生徒に自身のSNSのIDを渡し、校長から指導を受けていた。

 教諭は24年11月下旬から今年3月中旬、少なくとも15回、生徒と私的なやり取りをし、好意を伝えた。2月下旬に外部から県教委に情報提供があり、校長が指導した後も、やり取りを続けていた。

 県教委教職員課の中島靖治課長は「SNSを用いた、児童生徒との私的なやり取りは固く禁じている。県民の信頼を損なう不祥事が続けて発生したことは誠に残念」とコメントした。

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