〈資料写真〉2023年3月、離陸する陸上自衛隊のV22オスプレイ=伊仙町総合グラウンド
陸上自衛隊は8日、佐賀駐屯地(佐賀市)の輸送機V22オスプレイが18日以降、鹿児島県鹿屋市の海自鹿屋航空基地で離着陸訓練すると明らかにした。日時や頻度、夜間飛行の有無は未定。
佐賀駐屯地によると、搭乗員の操縦法習得と練度の維持、向上を図る。基本的に1機で平日に飛行し、高度300メートル以上を確保する。「必要に応じて住宅地や市街地、病院などの上空の飛行を制限する」としている。
鹿屋市は九州防衛局へ訓練の詳細について説明を求め、国にも書面などで要請する予定としている。
7月9日に開設された佐賀駐屯地には、8月中旬までに全17機のオスプレイの移駐が完了する。長崎県佐世保市に拠点があり、南西諸島防衛の要となる「水陸機動団(水機団)」の輸送が主な任務。