世界選手権に向けて練習する石川祐希選手(手前右)と高橋藍選手ら=12日、薩摩川内市のサンアリーナせんだい
バレーボール男子日本代表が11日、鹿児島県薩摩川内市のサンアリーナせんだいで合宿に入った。石川祐希選手や高橋藍選手ら選手・スタッフ30人が、9月の世界選手権(フィリピン)へ向けて17日まで練習に励む。
同市での合宿は14回目。1週間の休養明けという選手たちは合宿で体の切れを戻し、連係プレーの確認などに重点的に取り組む。12日は声をかけ合いながら、レシーブ練習や筋力トレーニングに汗を流した。
同日は歓迎式があり、市や県、各種団体が黒牛や果物といった特産品を贈った。田中良二市長は「合宿の成果を発揮し、栄冠を勝ち取れるよう期待している」と激励。ロラン・ティリ監督は「素晴らしい練習環境。表彰台に向けてハードに練習する」と語った。
石川選手は「特産品でパワーをつけ、結果を残すことで恩返ししたい」。高橋選手は準々決勝敗退だったネーションズリーグに触れ、「悔しい結果だった。トップチームを倒すために個々のスキルやチーム力を強化する」と意気込んだ。
期間中は17日のみ公開練習があるが、観覧チケットは完売した。