98キロのスイカ割りを楽しむ子どもたち=南さつま市加世田地頭所町
鹿児島県南さつま市の加世田剣道スポーツ少年団に、98キロの巨大なスイカが差し入れられた。市内の青果店が市場で仕入れた熊本県産。小中学生16人が練習用の木刀を使い、スイカ割りに挑戦した。
横幅約75センチ、奥行き約50センチの俵形。同市加世田本町の竹添青果店長、竹添貴子さん(55)が「活力を付けてほしい」と知人を通じて贈った。少年団が活動する南さつま警察署道場前で1日に贈呈式があった。
児童生徒は一人ずつ巨体に向かいメンを打った。数人がかりでひびを入れ、最後はみんなで味わった。主将の中村莉夢さん=金峰学園6年=は「木刀を大きく振りかぶったらうまくいった。甘くておいしい」と喜んだ。