１４日午後８時４６分ごろ、トカラ列島・諏訪之瀬島（鹿児島県十島村）の御岳が爆発した。福岡管区気象台によると、噴煙の高さは１３００メートル。大きな噴石の飛散は確認されていない。１４日午後１０時１分〜１５日午前４時４０分ごろには、御岳で連続噴火が発生した。噴煙の高さは最大１６００メートル。噴火警戒レベルは２（火口周辺規制）を継続している。

　１３日午後９時半ごろにも爆発があった。福岡管区気象台によると、悪天候のため噴煙の高さや噴石の有無は分かっていない。地震計や空振計で観測した。

◇１３日は震度３も観測

　１３日午前０時５７分ごろ、鹿児島県十島村諏訪之瀬島で震度３の地震があった。気象庁によると、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約１０キロ。地震の規模はマグニチュード２．０と推定される。午後１０時までに震度２を２回、震度１も１回観測した。

　福岡管区気象台によると、火山性地震は１０日にやや多い状態となったが、１１日からは少ない状態で経過している。噴火活動に特段の変化は認められていないという。午後９時現在で、中量以上の噴火や爆発はなく、噴煙や噴石の飛散もなかった。噴火警戒レベルは２（火口周辺規制）。