大雨の影響で崩れた網掛橋の護岸=20日、姶良市加治木の国道10号網掛橋
8日の記録的大雨の影響で、通行止めが続く鹿児島県姶良市加治木の国道10号網掛橋について、国土交通省鹿児島国道事務所は20日、通行再開まで数カ月かかるとの見通しを示した。21日から復旧工事を開始する。
同事務所によると、橋の土台を支える川底のくいが最大約3メートル露出していることが潜水調査で分かった。増水で、くい周りの土砂が流された。橋の安定性が低下しているとして、土砂が流れ出た周囲を埋める。網掛橋の車両交通量は1日当たり約2万5000台。
県によると、道路の全面通交止めは国道、県道の16カ所、片側通行規制は2カ所で続いている。
中野洋昌国交相は20日、網掛橋の被災状況を視察した。