台風12号の影響で鹿児島県内は22日午前9時現在、欠航や運転見合わせなど交通機関の乱れが続いた。
鹿児島市電は始発便から運転を見合わせ、職員が冠水した軌道の安全を点検した。午前10時から再開する。市バスは通常通り運行している。
JR九州によると、日豊線の西都城-国分は終日運行を取りやめる。鹿児島線の川内-鹿児島、日豊線の鹿児島-国分、指宿枕崎線の鹿児島中央-枕崎は始発から夕方まで運転見合わせ。吉都線の都城-吉松は本数を減らして運行している。
肥薩おれんじ鉄道は、阿久根-川内で始発から運転を見合わせ、安全を確認次第再開する。
海の便は、種子・屋久航路の高速船「トッピー」「ロケット」、フェリーはいびすかす、フェリーみしまは午前の便の欠航が決まった。桜島フェリーは午前4時半鹿児島港発から、鴨池・垂水フェリーは同6時50分の両港発から運航を再開している。
国道や県道も通行止めが相次いでいる。国道225号鹿児島市平川町-下福元町影浦、国道270号南さつま市加世田内山田-枕崎市岩崎町は冠水や土砂崩れの影響で21日夜から通行止めが続く。指宿スカイライン谷山IC-頴娃ICは道路が破損し、当面の間通行止めとなる見通し。