【大雨関連=災害まとめ】薩摩半島中心に爪痕、土砂崩れや床上浸水相次ぐ 強風による転倒、断水被害も〈22日午前11時現在〉

2025/08/22 11:42
道路に流入した土砂を除去する作業員ら=22日午前9時22分、南さつま市加世田内山田
道路に流入した土砂を除去する作業員ら=22日午前9時22分、南さつま市加世田内山田
 台風12号による大雨で、鹿児島県内では22日午前11時までに、土砂崩れや浸水被害が相次いで確認された。

 南九州市では、南薩縦貫道路が土砂崩れで通行止めとなった。21日夕方には万之瀬川支流の大谷川が一時氾濫し複数の住家などで浸水。国道225号も冠水した。

 南さつま市は、加世田内山田の国道270号線が冠水し、通行止め。路肩が一部決壊した。枕崎市は桜木町の住家を隔てる擁壁が崩れ、建物に流れ込んだ。

 日置市日吉町吉利では、市道の路肩が縦15メートル、横2メートル、高さ8メートルにわたって崩れ、水道管が破損した。日吉や吹上の80戸200世帯が21日夜から断水している。市は給水所を2カ所に設けている。

 いちき串木野市は、羽島や荒川など少なくとも4カ所で土砂が崩れた。住家2棟に浸水被害が出た。薩摩川内市は宮里町の市道が崩土で1カ所通行止め。高江町では用水路が越水し、養豚場が浸水した。このほか住家3棟での浸水も確認された。

 鹿児島市は強風による転倒で4人が軽傷。和田3丁目で住家1棟が浸水した。

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