市民向けのランニング講座で「鹿児島にも将来はクラブの拠点を設けたい」と夢を語った川越学監督=2009年11月29日、日置市の「ゆすいん」
川越 学さん(かわごえ・まなぶ=元資生堂、エディオン女子陸上部監督)が22日、死去した。63歳。南大隅町出身。
鹿児島南高時代に国体少年男子B3000メートルで優勝した。早大に進み日本学生選手権で5000メートル、1万メートルの2冠を達成。箱根駅伝にも4年連続で出場している。卒業後は資生堂に進み、引退後は指導者として多くの選手を育てた。
06年の全日本実業団対抗女子駅伝で監督としてチームを初優勝に導いた。11年からエディオンで監督を務めた。17年に資生堂で監督に復帰し、19年に退任。21年からエディオンで一般種目の監督を務めた後は、東海大の静岡キャンパスで指導に当たっていた。