大迫より子さん
障害のある乳幼児の発達支援に40年以上取り組み、麦の芽福祉会鹿児島子ども療育センター園長を務めた大迫より子(おおさこ・よりこ)さんが5日午後10時36分、大腸がんによる多臓器不全のため鹿児島市の自宅で死去した。72歳。伊佐市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。10月5日午後1時から、鹿児島市鴨池新町のホテル自治会館で「お別れの会」を開く。平服での来場を呼びかけている。
1953年生まれ。仏教大学卒。小学校教員を経て84年に鹿児島市の自宅で、障害乳幼児を対象にした「あすなろ療育相談室」を開設。93年から2022年まで鹿児島子ども療育センター(現・むぎのめ子ども発達支援センターりんく)園長を務めた。子ども家庭支援センターみらい園長や全国障害者問題研究会鹿児島支部副支部長など歴任。14年、第65回南日本文化賞。