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29日開会した鹿児島県曽於市議会本会議で、岩水豊議員(69)=3期目=が本会議中に議場を抜け出して弁当を購入した問題を扱った政治倫理審査会(重久昌樹委員長ら8人)の審査結果が山田義盛議長から報告された。
報告書などによると、岩水議員は2月27、28の両日の本会議で、他の議員が一般質問している最中に無断で議場を抜け出し、本庁舎内で業者が扱う弁当を購入。この行為は議員政治倫理条例が定める「議員の品位と名誉を損なう行為」などの基準に違反すると全会一致で認定した。
審査会の措置については「議員辞職の勧告」と「役職辞任」を求める委員の間で意見が分かれ、採決の結果、いずれも出席委員の4分の3以上の同意を得ることができず結論は出せなかった。
岩水議員が政倫審の審査対象になったのは、2023年、市が貸与したタブレット型端末を入院先に持ち込んで契約内容を大幅に超えて使用した問題に続いて2回目。