「介護保険料が過大ではないか」――市民の指摘で誤賦課が発覚、35件116万円余 転入者らの照会怠る えびの市

2025/08/29 20:33
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 宮崎県えびの市は29日、介護保険対象者で、今年1月以降に市外から転入、または同市から市外施設に入所した住所地特例対象者に対し、保険料の賦課誤りが計35件、116万2407円分あったと発表した。内訳は正当な保険料より高く賦課されたのが15件、65万6487円。低く賦課されたのが20件、50万5920円。

 市介護保険課によると、転入者、住所地特例対象者に対しては、前住所地や施設のある自治体に所得情報を照会し、介護保険料を算定する。担当者が照会を怠ったため誤賦課が生じた。

 1人から7月29日、「保険料が過大ではないか」と指摘があり、誤賦課が判明した。同課は、35人に謝罪文書を出す。生じた差額は、追加納付の要請や還付手続きを行う。同課は「業務処理手順やチェック体制の見直しを図り、再発防止に努める」としている。

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