【大雨関連=災害復旧支援情報まとめ】九電が被災者の料金支払い延長 ◇ 霧島・姶良のボランティア受け入れ日変更 ◇ 県が緊急災害対策資金

2025/08/30 06:00
災害ごみが積まれた道路を歩き、活動場所へ向かうボランティア=28日、南さつま市加世田内山田
災害ごみが積まれた道路を歩き、活動場所へ向かうボランティア=28日、南さつま市加世田内山田
 ■九電が台風12号被災者の料金支払い延長

 九州電力は29日、台風12号で災害救助法が適用された南さつま市の被災者を対象に、7月(支払期日が8月21日以降に限る)から10月の電気料金の支払期日を1カ月延長するなど、特別措置を実施すると発表した。今後、災害救助法が適用された自治体の被災者にも同様の措置を取る。希望者は最寄りの営業所へ連絡が必要。

 ■ボランティアの受け入れ日変更~霧島・姶良市社協

 8日の記録的大雨で被災した霧島、姶良両市の社会福祉協議会は9月1日から、災害ボランティアセンターのボランティアの受け入れ日を変更する。いずれも開設当初から毎日受け入れていたが、霧島市社協は水金土日、姶良市社協は火木土日とする。

 霧島市社協によると、ボランティアが減っている状況を踏まえ両地域に分散しないよう、平日は効率的に人員を配置するため曜日をずらしたという。

 姶良市社協の災害ボランティアセンターは、受け入れ日の変更に伴い、加治木福祉センターから同市社協本所に移転する。9月以降の問い合わせは姶良=0995(65)7757、霧島=0995(45)1557。

 ◆南さつま市災害ボランティアセンター 午前9~10時、市防災センターあんぼう21で受け付け。派遣依頼も受ける。080(6879)9721。

 ■鹿児島県が台風被害で緊急災害対策資金 21日付で適用した。台風12号の被害を受けた県内全域の中小企業が対象の融資制度で、市町村や消防署長の被災証明書が必要。運転資金は2000万円、設備資金は3000万円まで。保証料は県が全額負担する。融資利率は期間に応じて1.75~2.35%。商工会議所や商工会、金融機関に申し込む。

 ■商工中金鹿児島支店が特別相談窓口 29日、開設した。台風12号の被害を受けた中小企業が対象。災害復旧資金の取り扱いも始める。限度額はなく、期間は設備資金が20年、運転資金が10年以内。同支店=099(223)4101。

 ■日本損害保険協会九州・沖縄支部が台風被害で特別対応 台風12号による被害で災害救助法が適用された市町村の消費者を対象に、損害保険に関する契約内容の照会、契約継続の手続き、保険料の支払い猶予などを受け付ける。同協会自然災害等損保契約照会センター=0120(501)331。午前9時15分~午後5時。土日祝、年末年始を除く。

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