登坂車線に停車して眠る男。呼気から基準値の3倍のアルコールが検出された――22歳の看護師を懲戒免職 出水総合医療センター

2025/09/01 22:05
職員の懲戒免職処分を発表した出水総合医療センター=1日、出水市明神町
職員の懲戒免職処分を発表した出水総合医療センター=1日、出水市明神町
 鹿児島県出水市の出水総合医療センターは1日、道交法違反(酒酔い運転)の罪で、6月に鹿児島地裁川内支部に起訴された男性看護師(22)を懲戒免職にしたと発表した。処分は8月29日付。

 医療センターによると、男性は2024年11月23日深夜から24日未明まで鹿児島市で友人と飲酒。同日午前6時40分ごろ、正常な運転ができないおそれがある状態で同市田上8丁目の南九州西回り自動車道上り線で自家用車を運転、登坂車線に停車し眠り込んでいたところ、巡回中の警察官が見つけた。呼気から基準値の3倍のアルコールが検出され、摘発された。

 25年4月上旬、院内の意見箱に「(男性の)飲酒運転の捜査が進んでいる」と匿名の投書があり、看護部長が確認したところ飲酒運転を認めた。男性は6月30日に地裁支部に起訴された。

 鮫島幸二・出水市病院事業管理者は看護部長と看護師長を口頭訓告とした。「飲酒運転はあるまじき行為で、市民の信頼を裏切る結果となり誠に遺憾。再発防止を徹底する」とコメントした。

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